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那智大社・三重塔三重の塔と那智の滝

2023年4月15日の天気は雨でした。しかし、念願の那智の大滝[飛瀧神社]を参詣できました。那智の滝へは、三重の塔から5分ほど坂を下っていきます。

この日は、補陀洛山寺(ふだらくさんじ)、熊野古道の大門坂を歩き、熊野那智大社と青岸渡寺へ。そして、二の滝まで往復約2時間、那智山にも入り、まず二の滝を参詣しました。一の滝が那智の大滝になります。

熊野那智大社の参詣

那智の滝の神秘ウォーク那智山の原始林

那智の大滝は那智48滝の一の滝です。そして、那智大社の巫女舞も見られる集団祈祷を受けると、その特典として那智山に入れます。雨の中、坂がきつい厳しい山歩きでしたが、那智48滝の二の滝も見てきました(二の滝まで片道約1時間)

那智の滝・二の滝那智の滝・二の滝

熊野古道「大門坂」熊野那智大社に行くのには、熊野古道で有名な「大門坂」を約30分歩いて登っていきました(バスで行くこともできます)。

熊野那智大社、神武天皇の東征の御由緒

熊野那智大社は神日本磐余彦命(カムヤマトイワレビコノミコト)の東征を起源としています。

西暦紀元前662年、神日本磐余彦命の一行は丹敷浦(にしきうら:現在の那智の浜)に上陸されました。
一行が光り輝く山を見つけ、その山を目指し進んでいったところ、那智御瀧を探りあてられ、その御瀧を大己貴命(オオナムチノミコト)の現れたる御神体としてお祀りされました。
神日本磐余彦命の一行は天照大神より使わされた八咫烏の先導により無事、大和の橿原の地へお入りになられ、西暦紀元前660年2月11日に初代天皇、神武天皇として即位されました。

先導の役目を終えた八咫烏は熊野の地へ戻り、現在は石に姿を変えて休んでいるといわれています。(写真下)

http://kumanonachitaisha.or.jp/prestige/

熊野那智大社の烏石熊野那智大社の第五殿 若宮(アマテラスがご祭神)前で、石に姿を変えた八咫烏が休んでいます。

那智大社別宮 飛瀧神社の御朱印2種

那智大社別宮 飛瀧神社の御朱印那智大社別宮 飛瀧神社の御朱印

江原啓之 スピリチュアル「熊野那智大社」

流れ落ちる那智の滝の輝きは神の姿

スピリチュアルな意味でいうと、水には浄化のパワーがあり、その水がよどむことなく流れ落ちる滝は、いっそう清らかな力に満ちています。まして、那智の滝ほど巨大な滝になると、まさに神と呼ぶにふさわしい存在だといっていいでしょう。

熊野の人々も、神武天皇がお祀りする以前から、那智の滝を神として崇めていたそうです。命の根源ともいえる水が豊かに流れ落ちる絶景に、自然に神のお姿を感じていたのでしょうか……。本当に神々しいものを目にしたとき、誰しも感じ取るところは同じなのかもしれません。

熊野那智大社

熊野那智大社の社殿は、滝からほど近い山上にあり、那智の滝を見晴らせます。ご社殿の建立は仁徳天皇の時代で、このときに那智の滝を「飛瀧大神」として別宮にし、新しい社殿には新たにイザナミノミコトの別名といわれるフスミノカミをはじめとする、十二柱の神々をお紀りしています。

やがて、修験道が起こり、日本古来の神々と仏を合わせて祀るという、いわゆる神仏習合の信仰が誕生しました。厳しい自然に囲まれた熊野は、そうした修験者たちの神聖な修行の場になったのです。歴史に名高い役行者(えんのぎょうじゃ)も、生駒と熊野の両山にこもり、修験道の開祖になったといわれています。そして、神仏の恵みを得ようとして、多くの人々が熊野へ、那智の滝へと足を運ぶようになりました。

お滝祈祷所である飛瀧神社

その真のご神体ともいえる那智の滝を目前にしたとき、ぼくにはいろいろな神霊のお姿が見えました。まず、那智の滝そのものです。とうとうと流れ落ちる水流に龍神が宿り、まさに白く輝く浄化のご神気に溢れていました。

さらに、那智の滝の周りには、修験者と思われる方々の霊魂が集まっておられました。熊野信仰は、役行者に代表される修験者によって広められ、隆盛を見たものだけに、修験者として天寿を全うした後も、彼らの霊魂が熊野の地を見守っているのでしょう。

那智の滝は、日本でも有数の観光地であり、たくさんの観光客が訪れる場所です。スピリチュアル・サンクチュアリは、人間の気配が濃くなるにつれて、ご神気を失っていくものなので、観光地である那智の滝が、その価値を守れなくても不思議はありません。

ところが、実際には、見ているだけで心身を清められるほど、尊い神霊のパワーに満ちていたのです。これは、那智の滝が持っている素晴らしい浄化のエネルギーとともに、神霊のご加護が力を発揮しているからにちがいありません。

那智の滝[飛瀧神社]高さ133m・銚子口の幅13m ・瀧壺の深さは10m以上

当然といえば当然なのですが、神社のご神体は、ほとんど人目にさらされることはありません。自然の山や木々がご神体であっても、人の立ち入ることを許されない禁足地になっている場合が少なくありません。

その点、熊野那智大社では、ご神体である那智の滝を誰でも間近に見ることができるのですから、本当にありがたいことだと思います。那智の滝を参拝したら、ぜひとも社務所右横から入る小道を歩いて、滝の間近まで行ってみてください。とうとうと流れ落ちる滝の威容に、神様の存在を感じられるのではないでしょうか。

また、滝の周囲を囲む林も、とても強い力を感じさせるパワースポット。特に、滝に向かう参道のーか所に、すさまじいパワーが集まっている場所がありました。そこが見つけられなくても、那智の滝全体が神々しいエナジーを発しているので、ゆっくりと時間をかけて歩いてみましょう。

熊野那智大社アクセス
由緒書きでは、熊野灘から上陸した神武天皇が、那智山に光が輝くのを見て滝を探り当て、神として祀ったのが由来とされています。命の根源ともいえる水が豊かに流れ落ちる那智の大滝の絶景に、滝そのものを参拝する人が後を絶ちません。
●和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
電話0735-55-0321

熊野三山

熊野本宮大社(2019-11-01/2022-04-30)、熊野速玉大社と神倉神社(2023-02-26)、熊野那智大社(2023-04-15)の熊野三山を参詣できました。

→ 江原啓之 スピリチュアル「熊野本宮大社」 ご祭神・ヤタガラス・御朱印

→ 江原啓之 スピリチュアル「熊野那智大社」 那智の滝のパワー!(本ページ)

→ 江原啓之 スピリチュアル「熊野速玉大社」巨石は神が降りた証⁉︎