「感染7段階モデル」発症数と死亡者数を出すべき理由?

新型コロナウイルスが首都圏を中心に感染拡大を続けています。
2020年7月23日(木)からの4連休も、人の出は少なくなっているようです。旅行業界や飲食店は大打撃を受け、死活問題だと思います。

そんな中、国際医療福祉大学大学院教授の高橋泰(たかはし たい)氏が新型コロナウイルスに対して

「新型コロナウイルスは、インフルエンザより優しい」

という新仮説「感染7段階モデル」を TV解説で数回発表しました。

新型コロナウイルスの感染7段階モデル©️とくダネ!

仮説①インフルエンザより毒性が弱い
仮説②ある程度の日本人がすでに感染。気がつかないうちに治っている
仮説③日本の死者は、最大でも3,800人!

高橋泰教授らが今わかっているファクト(事実)をもとにシミュレーションした結果、日本人の3割程度がすでに新型コロナの暴露を経験しているそうです。
また、感染したとしても、人間にすでに備わっている「自然免疫」で治ってしまっているのだそうです。
「自然免疫」に対して、新たなウイルスに本格的に対処するのが「獲得免疫」です。
【暴露】ウィルスが体の中に入ったことをいいます。入っただけでは、感染したことにはなりません。

ステージ0 暴露したことがない 日本人の約7割
ステージ1 暴露するも感染なし。ほぼ無症状 約98%
ステージ2 感染も自然免疫で対応。ほぼ無症状・風邪症状
ステージ3 獲得免疫が動く。風邪症状・隔離入院 約1.9%
ステージ4 肺炎や消化器症状で入院(軽症)
ステージ5 肺炎重篤化、入院(重症) 約0.002%
ステージ6 死亡 約0.001%

国民の少なくとも約30%がすでに新型コロナの暴露を経験したとみられます。
そして、暴露した人(約30%)の約98%がステージ1かステージ2の自然免疫により、無症状か風邪の症状で治っています。

獲得免疫が出動(抗体が陽性になる)するステージ3、ステージ4に至る人は暴露者の2%程度。
そのうち、サイトカイン・ストームが発生して重症化するステージ5に進む人は、20代では暴露した人10万人中5人、30~59歳では同10万人中30人、60~69歳では同10万人中150人、70歳以上では同10万人中300人程度ということになりました。
【サイトカイン・ストーム】免疫細胞がウイルスと戦うために作るサイトカインが、制御不能となって放出され続けることにより、自分の細胞まで傷づけてしまう現象のことをいいます。

高橋泰教授の3つの提言とは?

提言① 発症数と死亡者数を出すべき。ステージ3位上を把握する
提言② 新型コロナの感染パターンにあった感染モデルを用いた検討を行う
感染しない・無症状・軽い症状で止まる人が少なくとも9割以上
提言③ 世代別リスクと社会活動抑制の弊害のバランスを考慮した新型コロナ対策を行う
0〜29歳は重症化のリスクは少ないため、学校の授業やスポーツは元の形態に戻すべき

高橋泰(たかはし・たい)

高橋泰(たかはし・たい)教授©️とくダネ!

金沢大学医学部卒、東大病院研修医、東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士(医療情報))、米国スタンフォード大学,ハーバード大学に留学後、1997年より国際医療福祉大学教授。2018年4月より本学赤坂心理・医療福祉マネジメント学部長に就任、大学院医学研究科医療福祉管理学分野教授を兼任する
社会保障国民会議や日本創生会議などにおいて高齢者の急増、若年人口の減少に対応した医療・介護提供体制の整備の必要性を提言、地域医療構想などの先鞭をつける。
2016年9月より内閣未来投資会議・構造改革徹底推進会合医療福祉部門副会長。
(国際医療福祉大学大学院サイトより)

終わりに

新型コロナウイルス「感染7段階モデル」によると、日本の死者は最大でも3,800人と試算されていますが、高齢者にとっては、リスクが高いです。

ただ、無闇に自粛すればいいというわけではありません。感染対策はもちろんしっかりしつつ、ピンポイントで感染源を封じ込めるべきです。

もっと詳しく新型コロナウイルス「感染7段階モデル」を知りたい方は、以下のページを参照してください。

→ 新型コロナウイルスの致死率と季節性インフルエンザの致死率を直接比較するべきではない(JAMA誌より)

→ 新型コロナウイルス感染とサイトカインストームと血栓症の関係について

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