木村拓哉主演ドラマ『教場』

木村拓哉主演『教場』ここが原作と大きく違った2点。

『教場』第二夜(5日)の最後の課題、都築耀太(味方良介)

まず、原作『教場』では、都築耀太は風間教官について詮索しません。

都築の父に関して、風間教官の問いかけで都築の思いが噴出されます。
「弱い立場の市民の側に立つ警察官になりたい」
これは、原作の都築の退校にならない理由とはぜんぜん違います。

→ 木村拓哉、白髪教官・風間『教場2』を読んでみた。

また、このシーンにつながる5人に与えられた最終課題「被害者と犯人像の推理」。
原作では『教場2』に出てくる第五話「机上」がモチーフになっています。
左手用ライターなど、内容は原作と同じ。
ただし、死体のある場所が、教場特別室から山中になっていましたが。
原作では、課外課題が二つのチームに与えられます。
仁志川鴻&能木毅人 vs 内倉&児玉

風間教官の右義眼の原因

風間教官が警察学校に入った理由として、風間教官とコンビを組んでいた卒業生の女刑事とのこととしてほのめかされていました。どうも、その刑事は深手を負ったか、殉職したようです。その時、風間教官の右眼が失われたとも。

しかし、『教場0』では、風間教官の目が失われる時、コンビを組んでいた若い女刑事は死んでいません。ケガさえしていません。4作目の『風間教場』では、その女刑事は警察学校で風間教官の副教官として登場しています。

木村拓哉主演『教場』に出して欲しかった2つのシーン

風間教官が義眼になった事件

風間教官が義眼になった事件の懐古シーンを出して欲しかった。

ドラマでは、風間教官の冷酷無比の指導が、右眼を失った時にできたように設定しています。が、原作ではぜんぜん違います。

『教場0』では、右眼を失う前から、すでに冷酷無比な新米刑事の指導をしています。
『教場0』の最後のエピソードで、右眼を失う事件が起こるのですが、そのシーンをドラマでも見せて欲しかったと思います。
千枚通しが、右眼に刺さっているのにも関わらす、冷静に新米の女刑事に質問するのです。
「犯人の特徴は?」

風間教官、自ら義眼を取り出すシーン

『教場』のエピローグ
現場の厳しさを新入生に注意するところがあります。
「いちおう、極真の黒帯ですから」
と、現場を舐めているような学生に
風間教官、自ら義眼を取り出して、こう警告するのです。
「こうした憂き目に遭う場合もある」
このシーンは出して欲しかったと思います。
風間教官の冷酷無比さがよく出ると思うのですが……

TVドラマ『教場』はわかりやすく、ホッとしました。

原作では『教場』『教場2』の学生は違うので、そのエピソードを原作通りにやると、登場人物が増えてしまいます。そのため、『教場』に出てくる学生に『教場2』のエピソードもやらせています。

拳銃マニアの事件ですが、
これは第一話「創傷」で桐沢篤と南原哲久の事件なのですが、宮坂(工藤阿須加)と南原になっていました。

原作の「調達」のエピソードは分かりにくいのですが、かなり分かりやすくしています。

楠本しのぶ(大島優子)と岸本香織(葵わかな)。この二人は、事件後の再会はありません。でも、ドラマでは喫茶店で二人が和解しているシーンが出てきます。これは、ホッとする後日談です。

最後の卒業式の日
木村拓哉演じる風間教官、卒業生に一人ずつ語りかけます。冷酷無比の表情は変わりませんが、かける言葉が暖かかった。ホッとした終わり方です。

やはり、小説とドラマは違った作りになるのですね。

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