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「生まれ変わり」と「輪廻転生」はあると思いますか?

「生まれ変わり」はあると思いますか?

日本人の回答
43%=「ある」
33%=「ない」
24%=「わからない」

アメリカ人の回答
31%=「ある」
64%=「ない」
5%=「わからない」

日本人は、2人に1人近くが「生まれ変わり」があると答えています。思っていた以上に、日本人は「生まれ変わり」を信じています。アメリカ人は、3人に1人があると答えています。アメリカにはキリスト教徒が多くいますが、現代人はあまりキリストの復活を信じていないのでしょうか。

2008年のISSPの国際調査によります。
ISSP=The International Social Survey Programme 現在45カ国が参加する国際調査機関

では、あなたは「輪廻転生」はあると思いますか?

2022年のTVなどではほとんと聞かれなくなった言葉「輪廻転生」。「輪廻転生」とセットでよく出てくる言葉「カルマ(業)」もほとんど聞かれなくなりました。

「カルマ」とは、善い行いは善い運命を生み、悪い行いは悪い運命を生むということです。因果応報とも近い言葉です。「カルマ」が原因となり、死んでから生まれ変わる時の運命を左右するということが「輪廻転生」でしょうか。

ところで「カルマ」には3つあり、体の行いが身業、言葉の行いが口業、心の行いが意業です。

前世の記憶を持った子供たちを、どう判断すればいいのでしょうか?

「生まれ変わり」仮説を科学する! 大門正幸教授

「生まれ変わり」を科学する©️サンデー毎日(2022.03.14)

経験したはずのないことを生き生きと話す子どもがいる。研究者が「過去生記臆」と呼ぶ不思議な現象だ。昨年11月、『「生まれ変わり」を科学する 過去生記憶から紐解く「死」、「輪廻転生」そして人生の真の意味』(桜の花出版)を出版した言語学者(大門正幸教授)にインタビューした。

大門正幸(おおかど まさゆき)
1963年、三重県伊勢市生まれ。博士(Doctor Liberalium Artium、アムステルダム大学)。中部大学大学院教授、米国バージニア大学医学部客員教授。魂や霊の存在、輪廻転生を非科学的だと否定していたが、長女の誕生に立ち会った際の感動により「人知を超えた大いなる存在」に気付かされる。更に親友の死、次女の語った過去生記憶、自身の調査研究や様々な体験を通し、肉体は消えても魂は存在し自分達を見守ってくれていることを実感し、そう思えることの大切さを痛感。それ以来、意識や心の問題の探求を続けている。著書・論文多数。映画『かみさまとのやくそく』(荻久保則男監督)出演。魂に寄り添う音楽活動も行なう。

米大学は事例2600件を収集

同じ頃、読んだのが当時、福島大助教授だった飯田史彦氏の著書『生きがいの創造——"生まれ変わりの科学"が人生を変える』(PHP文庫)でした。欧米の医師や科学者が報告した「生まれ変わり」や「死後の世界」に関する研究をいくつも紹介し、それを認めると生き方が劇的に変わると論じていました。

私は飯田氏が引用した科学的研究に強く引かれました。中でも生まれ変わりの世界的研究拠点、米バージニア大医学部知覚研究所のイアン・スティーブンソン博士(故人)による研究が特に気になりました。

スティーブンソン氏の研究によると、幼い子どもが「自分の本当のお母さんは隣村にいる〇〇で、自分は10歳の時に川で溺れて死んだ」という趣旨のことを言った事例があり、その内容と一致する人物が見つかったといいます。

スティーブンソン氏は世界中でそのような事例を数多く集めて学術雑誌や著書で報告し、精神医学者など一流の研究者から高い評価を受けていました。

とはいえ、飯田氏が紹介した文献は欧米人によるものばかり。調べると、欧米で発表された論文で日本人が書いたものはーつも見つかりませんでした。

私は「誰もやっていないのなら、自分がやらなければ」と思い至りました。

異言—本人が知らないはずの言語を突然話し出す現象

生まれ変わりを想定しなければ説明できないことがある」と分かったことです。例えば、言語学を専門とする私にとって、特に興味深かったのは「異言」でした。

異言とは本人が知らないはずの言語を突然話し出す現象です。(催眠中の人に「前世」を呼び起こすよう促し、病気などの軽減を期待する)「退行催眠」という心理療法を受けた人などの異言に関し、数多くの報告があると知ったのです。私は異言の研究に情熱を注ぎ、「前世で私はネパール人の村長だった」と話し、ネパール語を口にする日本人女性について調査結果をまとめ、2011年に『スピリチュアリティの研究ー異言の分析を通して』(風媒社)として出版しました。

スティーブンソン氏が事例研究を始めたきっかけのーつに日本人の少年、勝五郎の例がありました。1822(文政5)年、8歳だった勝五郎という少年が「自分は元々、程久保村(現・東京都日野市)の藤蔵という子で、6歳の時に疱瘡(天然痘)で死んだ」と」言い、「あの世」に行ってから生まれ変わるまでのことを詳細に語りました。その内容は程久保村に行かなければ分からないことを含んでいたため大騒ぎになり、江戸に伝わったといいます。国学者の平田篤胤は勝五郎から話を聞き取り、『勝五郎再生記聞』にまとめました(岩波文庫『仙境異聞・勝五郎再生記聞』に収録)。

「戦艦大和に乗船」と語る少年タケハル君(9)

タケハル君©️サンデー毎日(2022.03.14)

2歳の頃から入浴するたびに「死なないから」と言い、少し話せるようになると「お母さんより先に死なないから」「悲しんでたくさん泣いたでしょ?」と不思議なことを言うようになったそうです。

3歳になると、戦艦の絵を描き、4歳の時に作った本の題名は『せんかんやまとはいきていた』でした。その後も「19歳の時に船で死んだ」「雨のように爆弾が降ってきた」「水蒸気爆発」「零戦がかっこいい」「海にも特攻があった」「船がとっても広くて迷子になるんだ」と話したといいます。

母親は「もしかして、この子は戦艦大和に乗っていた前世の記憶を語っているのでは?」と思うようになりました。

大和は1945(昭和20)年4月7日、沖縄に向けて航海中、米軍機の猛攻撃を受け、鹿児島県の坊ノ岬沖で沈没しました。乗組員3332人のうち生還者はわずか276人。3056人が戦死しました。

タケハル君は海軍兵学校の校歌メロディーを口ずさめました。「学校を出てすぐに乗艦した」「最後にみんなでおにぎりを食べ、酒盛りをした」「海の冷たさは覚えている」とも話したそうです。

タケハル君は坊ノ岬の戦いで亡くなったある兵学校卒業生の写真を指さして「(軽巡洋艦)矢矧(やはぎ)に乗っていた友達だ」と語りましたが、その人物は確かに矢矧に乗艦中に戦死していました。甲板の下にある副砲伝令室でラッパのようなものを使って連絡を取り合った」などと話しました。その名前の人も確かに兵学校出身者の名簿に載っていることが分かりました。「大和の主砲は前に6つ、後ろに3つだった」「大和にも飛行機が載っていた」「船(大和)は左ばかりやられて沈没した」とも語り、後で調べると、事実と分かりました。

大門正幸著『「生まれ変わり」を科学する』


過去生記憶から紐解く「死」「輪廻転生」そして人生の真の意味

<あとがき>より
私たちの本質が肉体ではなく意識(魂)であること、意識は肉体という制約を超えて互いに繋がりあっていること、死後もその絆は続き、また互いに肉体を持った形で巡り会うこと、少なくともそう考える十分な根拠があると知っていることは、それを知らなかった頃と比べ、自分と自分を取り巻く世界を、より輝かしく、より愛しいものに感じさせてくれます。本書を通して、その思いを共有してくださる方が一人でも増えてくれたなら、著者としてこんなに嬉しいことはありません。

池川明・大門正幸共著『人は生まれ変われる。』


前世と胎内記憶から学ぶ生きる意味

池川 明:胎内記憶を研究する産婦人科医
大門正幸:中部大学教授やアメリカのバージニア大学客員教授

大門氏は、世界各地から、過去生(前世)記憶をもつ子供たちの証言約2600例を収集。これらの証言を分析すると、若干の地域差はあるものの、次のような傾向があることがわかりました。

  1. 過去生について語り始める平均年齢は2歳10カ月。話さなくなる年齢は7歳4カ月
  2. 死んでから生まれ変わるまでの期間は、平均4年5カ月
  3. 同じ宗教内での生まれ変わりが多い。
  4. 過去生にあたる人物が実際に存在したことが確認できた例は、72.9%
  5. 過去生で非業の死を遂げたのは、67.4%
  6. 経済的環境や社会的地位が向上するかについては、一定の法則性は見つからない。

※4.の確認できた例が72.9%とは、驚きです。生まれ変わりは事実、ということになりますから。