三輪山と大鳥居大神神社・大鳥居(一の鳥居)

大神神社はご祭神とご神徳

ご祭神
大物主大神(オオモノヌシノオオカミ)
また、三輪山自体がご神体です。ですから本殿はなく、拝殿のみです。拝殿の奥は禁足地。三ツ鳥居と瑞垣が禁足地と拝殿の間には結界としてあります。ご祭神の御名は「大いなる物の主」

ご神徳
疫病を鎮めたことから医薬の神として有名。酒造り、様々な産業、厄除け・方位除、治病、製薬、禁厭(まじない)、交通、航海、縁結びなど。

大神神社(おおみやじんじゃ)
大和国の「一之宮」として、広く崇敬されてきた大神神社。ご祭神はオオモノヌシノオオカミ。三輪山全体をご神体としています。
●奈良県桜井市三輪1422
電話0744-42-6633
https://oomiwa.or.jp

奈良県にある大和国一宮「大神神社」

大神神社・二の鳥居大神神社の二の鳥居

江原啓之著 神紀行1「伊勢・熊野・奈良」より

心に傷を負った人でも優しく抱きとめてくれる、癒しの神社の素晴らしさ

三輪山の美しい稜線を背にした大神神社は、大和国の一之宮として崇敬を集めてきた神社。広々とした境内には、常に清々しいご神気が満ちています。

大神神社は、すべての人を温かく受け入れてくれるような、優しさに満ちた神社です。非常に霊格が高く、それこそ日本でも五指に入るほどのパワーを持っていながら、まったく鋭さがないのです。

大神神社・三ツ鳥居大神神社・三ツ鳥居

大神神社のご神体は、社殿の背後にそびえる三輪山

大神神社にはご本殿に当たるものは設けられておらず、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して、遠く三輪山を拝するようになっています。

「神の宿る山」である三輪山は、現代でも一木一草にいたるまで、斧で伐採することを許されていません。こうした霊山・三輪山のおおらかさが、そのまま大神神社の個性になっているのかもしれません。

大神神社〆縄鳥居の向こうに拝殿

現代社会を生きるぽくたちは、常にいろいろなストレスに直面しています。そんなとき、心身を癒すためのひとつの方法として、スピリチュアル・サンクチュアリを訪れてみることを提案します。特に大神神社は、おおらかで優しいご神気によって、参拝者をあたたかく抱きとめてくださると思います。

大神神社・拝殿大神神社・拝殿

大神神社の摂社である狭井神社(さいじんじゃ)は、病気平癒に霊験あらたかな神社として、全国的に知られています。境内の「薬井戸」から湧き出る水は、ご神水として有名で、常に参拝者が絶えません。

ご神体である三輪山から湧き出る水だけに、その霊気が宿っているのでしょう。参拝する機会があれば、ありがたくいただいて、パワーを吸収しましょう。

山ノ神遺跡・磐座山ノ神遺跡・磐座

『古事記』から

『古事記』の中の大物主大神の記述

大国主神と少名毘古那神が国造りをしている時、海を照らしてやってくる神がありました。
「しっかりと私を祭るならば、私が一緒に国を作ろう。もしそうでないならば、国は成り立たないであろう」
「ではどのようにして治め奉ればよいでしょうか」と大国主神。
「私を大和の国を青垣のようにまわっている山の内の、東の山の上に祭りなさい」
この神は三諸山(三輪山)に鎮座する神です。

神武天皇が大后を求めている時、大久米命が言いました。
「このあたりに『神の御子』というべき乙女がいます。勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ)といって、三輪山の大物主神が気に入ってしまいました。神は赤く塗った矢に化けて、乙女が厠に来た時、乙女の陰(ほと)を突きました。驚いた乙女はその矢を持って床におくと、麗しき男になりました。その二人の娘が『神の御子』です」

第10代崇神天皇の御世に疫病が起こりました。天皇が夢から神意をえようと、特別に清めた寝床で眠っていると、大物主神が夢に現れました。
「これは我が御心である。意富多多泥古(オオタタネコ)に我が御魂を祭らせなさい。そうすれば神の祟りも起こらず、国は安らかに治るだろう」

三輪山伝説とは?

この意富多多泥古(オオタタネコ)が神の子であると知ったのには、次のような理由がありました。とても美しい活玉依毘売(イクタマヨリヒメ)のもとに、ある夜遅く、容姿端麗で威厳のある若い男がやってきました。二人は惹かれあい、結ばれて毎晩一緒に過ごしていると、その美人は妊娠しました。

そこで父母が妊娠したことを怪しみ、活玉依毘売に聞きました。
「おまえは自ずと妊娠した? 夫もいないのに、なぜ妊娠したのか?」
「麗しい男の人がいて、その名前も知らないのですが、毎晩私の所にやってきて、一緒に夜を過ごしている間に、自然と妊娠したのです」

父母はその男のことを知りたく、活玉依毘売に言いました。
「赤土を床の前に散らし、糸巻きに巻いた麻糸を針に通して、その衣の裾に刺しなさい」
娘は言われたとおりにし、翌朝に見てみると、針で付けた麻糸は戸の鍵穴から通り出て、残った麻糸は三勾(三巻という意味。三輪山の「みわ」とかけている)だけでした。

これによって、その男が小さな鍵穴から出て行ったことを知り、その糸を辿っていくと、美和山(三輪山)に至り、神の社に続いていたので、その男が神の子であると分かりました。

大神神社・三輪山の登拝は狭井神社から

狭井神社狭井神社

登拝案内図(入山心得 十箇条)登拝案内図(入山心得 十箇条)

三輪山の登拝は狭井神社で申請(ひとり300円)します。「三輪山登拝証」の襷(たすき)をかけて登りましょう。登拝後に襷は返却します。

かなりきつい山道になりますので。お年寄りや体調が優れない方は控えた方が良いでしょう。「登拝案内図(入山心得 十箇条入り)」をいただけますので、よくご確認ください。

入山心得 十箇条
一、三輪山は神体山です。敬虚な気持ちでの登拝を願います。
ニ、入山前に各自御幣(賽銭箱横)でお祓いをして下さい。
三、入山中は、「三輪山参拝証」の襖を首にかけて下さい。
四、行程は上り下り約四kmです。
五、登下山に要する時間は普通二〜三時間です。
六、山中での飲食は出来ません。
七、山中の草木・土・石は採取出来ません。
八、お供物は必ずお持ち帰り下さい。
九、下山は気をゆるめずに十分に足許を確認し、着実に歩を進めて下さい。
十、下山は午後四時までに完了願います。

大神神社の御朱印

2021年(令和3年)御朱印

2021年(令和3年)御朱印

2020年(令和2年)御朱印2020年(令和2年)御朱印

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