池袋暴走事故・飯塚幸三被告©️プレイボーイ2019.06.13

以前、この時の動画を見た時、こんなよぼよぼで運転なんかするなよ! と思ったことを思い出しました。事故後、約2か月です。

トヨタ「車両に問題は認められなかった」

なかなか決しない裁判でイライラしますが、6月21日の公判後、トヨタはこうコメント発表しました。

本件の被告人が、裁判の中で、本件の車両に技術的な欠陥があると主張されていますが、当局要請に基づく調査協力の結果、車両に異常や技術的な問題は認められませんでしたとコメント。

2019年4月19日、東京池袋で飯塚幸三被告(当時87歳)が運転するトヨタ・プリウスが暴走。11人の死傷者を出した。2021年6月21日の裁判でも、一貫して被告は「事故原因は車の電気系統の不具合にある」としている。

妻・真菜さん(当時31)と娘・莉子ちゃん(同3)の父親松永拓也さん(34)の姿が痛々しい。

一方、飯塚幸三被告は留置場に一度も入ることなく、自宅から裁判所へ向かっています。

なんかやりきれない思いが残ってしまいます。

EDRとは何?

EDR(イベントデータレコーダー)とは、2021年7月5日発売の『プレイボーイ』によれば、

「EDRはエアバッグ付きのクルマには必ず装備されており、事故前の5秒間とその後何秒かの正確な事故記録が詰まっています。具体的にはクルマに大きな衝撃があったときの車速、アクセルおよびブレーキの踏み具合、エンジン回転数、Gセンサーが感知した加速度、シートベルト着用の有無、ハンドル角度などの情報が記録されます。エアバッグが開いた後に情報は上書きできません」

EDRのデータが正確な事故分析に役立つと考えたGMとほか2社が、EDRの解析プログラムを開発してアメリ力全土に浸透させた。それがCDRである。実際、アメリ力では事故後に過失割合を決めるアジャスターの姿は消え、科学的測定データに基づくCDRアナリストに仕事が移っている。

ただし、EDRによる事故分析はメー力ーが不利になる可能性もあるため、世界的には普及はこれからだ。EUでは2021年以降、中国も独自基準で法制化を進める予定だ。

一方、すでにEDRをCDR対応にしている日本のメー力ーは多い。国内はトヨタ、三菱、スバル、一部の車種で日産。輸入車ではVW、GM、ボルボ、FCAなどが対応済み。なかでもトヨタは2000年代から国内販売の車両をほぼすべてCDR対応にしており、今回の異例の反論にもつながった。

EDRとは飛行機事故でのフライトレコーダーと考えても間違いなようです。

では、なぜこのデータが証拠にならないのか? これは重要な証拠になると思うのだが、どうもそう簡単には証拠にならないらしい。

事故車をそのメーカーが分析する不公平さ

当局(捜査機関)の要請とはいえ、問題となっている事故車両をつくったメーカー自身が、当該車両の欠陥の有無を調査するというのは、あまりにも公平性を欠くのではないでしょうか。万一、車両に不具合があった場合、メーカーも『事件の当事者』ということになるのですから……

しかし、今回の裁判では、トヨタのEDRデータがいずれ採用あるいは参考にされるのではないかと思います。それほど、トヨタのスタッフは自信を持って発表しています。

トヨタは、重大な事故や事案などの発生時、当局からの要請の他、お客様からのお申し出に対し、きちんと車両の技術面を調査するための仕組みをすでに運用しております。今後もしっかり対応してまいりたいと思います

私の過失はないと思っています」と、無罪を主張しているから長引いているこの裁判。車両の調査結果に異議が出ないように、なんとか透明性を図ってもらいたいと思います。

また、電気系統のトラブルでブレーキが利かなかった可能性は否定できない」「アクセルペダルを踏むこと以外の要因で、モーターやエンジンを動かすための電気信号が送られることは全くはないのか」と弁護団。

捜査員は「全くない」と返したといいます。 

飯塚幸三被告は刑務所に入るか?

池袋暴走事故©️時事通信社ŽžŽ–

事故当時、飯塚幸三被告が旧通産省工業技術院の元院長だったため“上級国民だから逮捕されないのでは”と、警察はバッシングを受けました。警視庁の言い分はこうでした。
逃亡や証拠隠滅のおそれがなく、高齢などの理由から逮捕しなかった

有罪でも、飯塚幸三被告が刑務所に入らない? その理由

ある弁護士はこう語っています。

「被告の年齢が収監の壁になるのではないかと言われています。刑事訴訟法第482条には、懲役、禁錮または拘留の言い渡しを受けたもので刑の執行を停止できる条件に“年齢70歳以上であるとき”とある。飯塚被告はこの条件を満たしています。

90歳になってから収監されたという前例がないんです。役所は前例がないことをやりたがらないものですから。法務省が判断するので、どうなるかわかりませんが、刑務所に入れないという判断をすれば、世間が黙っていないですよね」

上級国民、飯塚幸三被告の頑迷さと逃げ口実⁉︎

今回の公判でのやりとり。

被害者上原さん「事故から何年たったか、わかりますか?」
飯塚被告「2年です」
上原さん「(その間)あなたはどう生きてきましたか?」
飯塚被告「自分の持病を治したり、事故からのリハビリに専念したりしていました」

自分の身体のことしか考えていない飯塚被告の答えに、上原さんは憤りを感じたといいます。

過去の公判でもパーキンソン症候群の疑いがあることを訴えるなど、被告は“自身の体調不良”をアピールして、たとえ有罪になったとしても刑務所行きはないよう画策しているようです。

世論が許さないことを願っています。

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