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お盆のお墓参り

お墓の名称

『週刊現代』(8/6発売)を見ていたら、お墓の名称が図解されていました。

お墓参りに行った時、ばくぜんと墓石くらいしか見ていないと思いますが、たとえば「骨壷」を収めたスペースの名前を知っていますか?「カロート(納骨室)」といいます。その他の部分の名前も、『週刊現代』にイラスト入りで紹介されていました。

一番上にあり印象に残るのが「棹石」といい、仏石ともいいます。あとは「花立て」「香炉」「水鉢」くらいでしょうか。

お墓の名称©️週刊現代

カロートとは?

一般的にカタカナで表記されるため、外来語だと思われますが、外来語ではなく日本語です。

「からひつ(屍櫃・唐櫃)」→「かろうど(唐櫃)」→カロート、と音が変化しました。

カロート(納骨室)©️週刊現代

なぜお盆の8月13日の午前のお墓参りがベストなのか?

仏教では、僧侶が死者を極楽浄土へ送り届けます。お盆に故人が戻ってくるのは、ちょっと考えればおかしな話です。「しかし、死者が生者の近くに来るという日本古来の信仰を仏教が取り入れて、お盆が広まりました」(エンディングセンター理事長・井上治代氏)

東京では7月にお盆を行いますが、それ以外は8月13〜16日が一般的です。お墓参りは、故人が戻る初日(東京13日)の午前中がベストだといいます。

正しいお墓参りの仕方

お墓参り©️週刊現代

服装は普段着でOK、特に決まりはありません。

  1. 準備
    管理事務所などで手桶とひしゃくを借り、水を汲む
  2. 隣のお墓にお参りする←知らなかった!
    隣によその家のお墓がある場合は、先にお参りする
  3. 清掃する
    ①墓前でまず故人にあいさつ
    ②周辺の草木や雑草を取り除く
    ③布やスボンジなどで墓石の汚れを落とす
    ④タオルなどで水気を拭う
  4. 供物をする
    ①花立てに水を入れて生花を供える
    ②供え物は半紙や紙皿に載せる
    ③ろうそくに火を灯す
    ④線香にろうそくの火を移し、それぞれが香炉に寝かせる(立てることもある)
  5. お参りする
    ①故人と縁が深い人からお参りをする
    ②ひしゃくの水を墓石にかける
    ※地域によっては水をかけないなどのしきたりもある
    ③墓前でしゃがみ、数珠を手にとって拝む
  6. 後片付けする
    ①掃除などで出たゴミを片付ける
    動物に荒らされないよう、供え物は持ち帰る

東日本と西日本では、骨壺の大きさが違う

骨壺の大きさは東日本では7寸、西日本では6寸サイズが一般的です。

この違いは、東日本では遺骨のすべてを拾う「全部拾骨」、西日本では喉仏などを中心に一部のみ拾う「部分拾骨」だからです。
※東日本から西日本へ改葬すると入らないこともあります。