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江原啓之 スピリチュアル〈タブー〉に答える その4
江原啓之著『スピリチュアル タブーブック禁』より。
①夢が叶うように強く念じると、叶うか?
努力をしていて、動機が正しく、身の丈に合っている夢ならば、
強い念力によって叶えられる可能性は高い。
あなたの現実は、あなたの念が作っています。また、世の中の現実は、この世に生きる全員の念で作られていると言っても過言ではありません。ですから、自分の夢が叶うように強く念じましょう。ポジティブシンキングに念力が加われば、鬼に金棒です。
ネガティブな思いは厳禁。いくら努力し夢の実現を強く念じていても「やっぱりダメかも」と思ってしまうと、ポジティブな念力は弱まります。だから、心配性の人に限って、心配が現実化してしまうことがあるのです。
では、努力もし、動機も正しく、身の丈に合った夢で、ネガティブな思いもないのに、夢が叶わないことがあるのはなぜでしょうか?
自分の魂のカリキュラムに合わない夢かもしれません。あるいは、まだ叶うタイミングではないのかもしれません。
②自分が死ぬ夢を見るのは不吉?
予知夢でない場合がほとんどなので、不吉に思わなくても大丈夫。
生まれ変わりを告げるポジティブなメッセージかもしれません。
「もうすぐ新しい自分に生まれ変わる」
「人生の転機が来るから、今までの自分をリセットしなさい」
守護霊が「死」というたとえを使って、メッセージを送ってくることもあります。
身近な人が死ぬ夢は、その人自身が死ぬほど辛い気持ちでいることを暗示している場合もあるようです。その人には、思いやりを持って接しましょう。
③死んだ人の夢を見るのは、その人からのメッセージ?
すべてがそうだ、とは言えません。何かを伝えたくて、夢に出てくることはあります。
感性でメッセージを受けとめて。
夢の一部(すべてではない)には、霊的な世界とつながった夢があります。睡眠中に魂は霊的世界を旅していて、そこで見たものや経験したことの記憶が、夢(スピリチュアルドリーム)の場合もあります。
夢はちゃんと記憶されたり、曖昧に記憶されたりします。曖昧な場合は、その時の雰囲気を感性で解釈してみてください。雰囲気さえ思い出せない場合は、故人に「わかりやすく伝えてください」と念じます。重要なことは、こちらがわかるまで送ってくれます。
無理に解釈しないで、焦らず待つことも大切です。いずれ、「ああ、このことだったのか」と気づくこともあるでしょう。
④短命な家系は呪われている?
長生きか短命かの違いは、一人ひとりのカリキュラムの違いです。
短命だからといって不幸ではないし、呪いも関係ありません。
スピリチュアルな視点からは、寿命はその人自身が生まれる前に決めてきた「宿命」もしくは「カリキュラム」です。今度の人生では長生きの方がよいか、ほどほど短命の方がよき学びになるかを本人が選んでいるです。
→ 江原啓之 宿命と運命の違いを語る。アガスティアの葉はありえない。
短命=不幸 長生き=幸福 ではありません。
長生きなら長生きゆえの苦労や悲しみがあります。短命なら、ギュッと凝縮された充実感や輝きがあるでしょう。
⑤悪い星まわりに生まれると、一生不幸?
占いの結果に洗脳されて、自分は不幸だと思い込まないで。
スピリチュアルな視点では、人生に「不幸」はないのです。
誕生日占い、姓名判断、星占いなどの占いで「凶」と出ても、けっして気にしないこと。占いの根拠は、あくまで統計学です。生きるヒントにするぐらいがいいでしょう。
一番良くないのは、自分は不幸なんだと思い込むことです。いいことがあっても「自分は不幸だから、そのうち悪くなる」と思っていると、本当にそうなりやすいのです。
スピリチュアルな視点では人生に「不幸」はなく、あるのはステップアップのための「試練」だけ。試練の多い人生は、たくさん成長できる「幸せ」な人生です。そう思うのは、なかなか難しいかもしれませんが……。