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伊勢神宮・宇治橋伊勢神宮(内宮)宇治橋

伊勢神宮の内宮と外宮の謂れ

なぜ、アマテラスオオミカミは伊勢神宮に祀られているのか?

第10代崇神天皇の時代に、三種の神器の一つ八咫鏡(やたのかがみ)の勢いが強いため、天皇は不安になり恐れました。天皇が、三種の神器の一つを恐れるとは滅多にないことです。

そこで、新たにアマテラスオオミカミが鎮座する場所を探すことになりました、アマテラスのお供をしてその任に当たったのが、第11代垂仁天皇の皇女ヤマトヒメノミコトです。
こうして、25年ほどかけ、今の五十鈴川ぞいの地が遷座地として選ばれました。

「倭姫命、菟田(うだ)の篠幡(ささはた)に祀り、更に還りて近江国に入りて、東の美濃を廻りて、伊勢国に至る」(日本書紀)

外宮の謂れ。アマテラス、雄略天皇の夢枕に立つ。

第21代雄略天皇の夢枕にアマテラスが現れ、こう告げました。

自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の比治の真奈井(ひじのまない)にいる御饌の神、等由気太神(とゆけおおかみ)を近くに呼び寄せなさい。

江原啓之 スピリチュアル「伊勢神宮」を語る。

伊勢の地は、すべての日本人にとって、とても大切な場所。
この地を訪れずして、
聖地巡礼の旅をしたとはいえないでしょう。

日本では、古くから盛んに「お伊勢参り」が行われていました。一生に一度、伊勢を旅して、伊勢神宮にお参りすることが、人々の夢だったのです。伊勢神宮はそれほど崇敬を集めていたし、伊勢に対する憧れも強かったのでしょう。

伊勢神宮にお参りする場合、あまり自分本位なお願い事に終始しないように注意してください。私利私欲ではなく、「国を支える自分」を意識する……こういうと、何だか古くさいと思われるかもしれませんが、意味が違いいます。この国に生かしていただいているという事実に感謝し、世の中のためになろうとする気持ちを持ってほしいのです。

伊勢神宮は、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)という2つの正宮を中心に、14か所の別宮と、109か所の摂社・末社・所管社から成り立っている広大な神社です(全部で125社)。

皇大神宮(内宮)

伊勢神宮・内宮

皇大神宮のご祭神は、日本神話の最高神ともいえるアマテラスオオミカミです。日本の神話では、イザナギノミコトが黄泉の国から戻り、禊ぎで左目を清められたときに、アマテラスオオミカミがお生まれになったとされています。ァマテラスオオミカミは、イザナギノミコトから天界の高犬原(たかまがはら)の統治を任されます。

あまりにも尊い場所であるがゆえに、ご正殿は、正面から見ることを許されていません。参拝者は、四重に張り巡らされた垣の向こうから、見えないご正殿に向かって参拝するのです。もちろん、ご正殿の全容を拝見することができなくても、ご神気を吸収するのに不都合はありません。感覚を研ぎ澄ませれぱ、尊いエナジーを感じることができるでしょう。

伊勢神宮・荒祭宮

皇大神宮の後方のやや小高い場所には、アマテラスオオミカミの荒御魂(あらみたま)を祀った荒祭宮があります。神道では、神様の御魂のおだやかな様子を「和御魂(にぎみたま)」といい、格別にご神威に溢れたご様子を「荒御魂」といいます。荒祭宮は、アマテラスオオミカミの荒御魂をお祀りしているにふさわしい、力強いバワーを感じさせるお宮です。伊勢神宮でも、皇大神宮の第一別宮として尊ばれているところですから、正宮の参拝を終えたら、ぜひとも参拝してほしいと思います。

伊勢神宮・内宮

皇大神宮の境内には、いたるところに樹齢を経た大木が立っています。特に、ご社殿を中心とした約93ヘクタールの神域は、創建以来まったく斧を人れたことのないという禁伐林であり、参道に立ち並ぶ鉾杉は、太古の雰囲気を今に残す威容を見せています。ご神木という言葉があるように、木には自然のエナジーが強く宿っているものです。まして、2000年前から伊勢神宮に立っている木々ですから、そのご神気は絶大だといえるでしょう。

豊受大神宮(外宮)

伊勢神宮・外宮
伊勢神宮・外宮

日本経済の再生をお願いすることのできる大切な神様。

豊受大神宮は、トヨウケノオオミカミをお祀りするお宮で、内宮に対して外宮と呼ばれています。約1500年前、ときの雄略犬皇が、夢のなかでアマテラスオオミカミのお告げを受け、丹波の国からトヨウケノオオミカミをお迎えして、内宮にほど近い場所にお祀りしたといわれています。

トヨウケノオオミカミは、アマテラスオオミカミの御饌(みけつ)、つまり神々に差し上げる召し上がりものを守護する御饌都神(みけつかみ)です。このことから、私たちの生活を支える産業のいっさいを守ってくださる、産業の神様として崇敬されています。今のような不況の時代には、なおさら豊受大神宮の存在意義が高まっているといっていいのではないでしょうか。

伊勢神宮外宮・多賀宮トヨウケノオオミカミの荒御魂を祀っている多賀宮

内宮である皇大神宮と外宮である豊受大神宮は、密接な関係にあるお宮ですので、ぜひ一緒にお参りしていただきたいと思います。御饌都神という性格上、まず外宮に参拝、それから内宮に進む方がいいでしょう。

豊受大神宮は、伊勢神宮のご正宮と呼ぶにふさわしいだけの、広大なご神域を備えたお宮ですが、あまり華美な雰囲気はあリません。むしろ、重厚で素朴なあり様に、いっそうの格式を感じさせられます。日本経済の再生を、心静かにお願いしてみてはどうでしょう。

伊勢神宮に2018年9月11日、2019年8月24日に参拝

私はバスツアーで、2018年9月11日、2019年8月24日に伊勢神宮を参拝しました。初めて伊勢神宮に来た時は、「ついに来た〜!」と心の中で叫びました。

伊勢神宮には、外宮先祭というしきたりがあり、先に豊受大神宮(外宮)を参拝してから、皇大神宮(内宮)を参拝します。

外宮も内宮も、歩いていてとても気分がいい空間です。外宮の多賀宮へ行く坂道は少しキツイですが、ほんの数分です。内宮は、ほとんど登るといった場所はありません。ご正宮の階段くらいです。だから、お年寄りも難なく参拝できます。

伊勢神宮・内宮の五十鈴川の禊伊勢神宮・内宮の五十鈴川での禊

私の中では、伊勢神宮、戸隠神社、出雲大社、出羽三山はどうしても行きたかった神聖な場所です。2019年までにこのすべての神社をお参りできたことは、とても良かったことと思っています。ただ、月山には、まだお参りできていません。月山を遥拝する御田原神社までです。

2017年11月から2019年12月までで、73社の神社(うち3寺)をお参りしました。本当に幸せな2年間を過ごせたと思います。今年2020年はどれだけ回れるか楽しみです。

伊勢神宮(内宮・外宮)の御朱印

伊勢神宮(内宮・外宮)の御朱印

おはらい町とおかげ横丁

伊勢神宮・内宮の宇治橋の鳥居二そばには、江戸の町を復元したようなお土産・食事処の「おはらい町」「おかげ横丁」があります。全長歩いて20分ほどの「おはらい町」の中ほどに、おかげ横丁(全27店舗:2017年)があります。

伊勢神宮・おはらい町
おかげ横丁

この「おかげ横丁」の中にある神話の館には、ぜひ寄ってみてください(300円)。
日本の神話を簡単にまとめたアニメや阿部夫美子(和紙人形作家)の素晴らしい神話のジオラマが展示されています。

「おかげ横丁」神話の館